相場の転換点かもしれない10月第4週、注視すべき銘柄は?
乱高下が続く日本株相場。イスラエルとハマスの衝突も投資家心理を冷やしている一因とみられる(写真:ブルームバーグ)
この2週間の日本株相場を振りかえってみると、連日のように日経平均株価が600~700円幅で騰落を繰り返すという、極めてボラティリティー(変動率)の高い推移となった。その谷間のように、10月18日に出現した前日比1円95銭高(率にすると、0.00%に限りなく近い)という膠着相場はその逆現象といっていいかもしれない。 ボラティリティーが高い背景には、FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)の金融政策の先行きが読みきれない(FRB高官の発言がこの2週間でガラッと変わった)という事情が大きな要因としてあるだろう。だが、それ以上に、2週間前に勃発したイスラエルとハマスの衝突が投資家心理に影を投げているのではないか、と個人的には思っている。
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岩本 秀雄