「ベン・ホワイトにはかなりの負担がかかっている」 昨季からフル稼働続くアーセナルのSBに疲労の不安
最終ラインは昨季から負傷者が出ている
アーセナルの最終ラインは、全員が揃っていればかなりの層の厚さだ。しかし、昨季から負傷離脱者が出るなど万全な状態になっていない。 『The Athletic』が懸念しているのは、現在右のサイドバックに入るベン・ホワイトの稼働率だ。 右サイドバックは日本代表DF冨安健洋も入れるポジションであり、昨夏にはアヤックスからユリエン・ティンバーも獲得。ティンバーもサイドバックに対応できる選手だ。 しかしティンバーは早々に離脱してしまい、昨季から冨安も何度か怪我で戦列を離れている。さらに今はアジアカップを戦う日本代表に合流しているため、1か月ほどチームを離れることになる。 ホワイトは昨季リーグ戦全38試合に出場しており、シーズン全体ではチーム5番目に多い3469分間プレイしていた。それは今季も変わらず、ここまでリーグ戦は20試合中19試合に出場。チャンピオンズリーグもグループステージ6試合に出場するなど、今季も忙しい。 同メディアはその稼働率による疲労の蓄積を心配しており、パフォーマンスレベルが落ちてくるのではとの見方だ。 「多くの怪我人が出たこともあり、ベン・ホワイトにはかなりの負担がかかっている。怪我をしないところもホワイトの貴重な素質の1つであり、今季プレミアリーグで欠場したのは11月のバーンリー戦の1試合だけだ。しかし、前半戦での稼働により、おそらくジンチェンコと同様に彼の調子は少し悪くなっている。フィットネスを維持できないことは、何より大きな問題だろう」 本来はティンバー、冨安らを含めてサイドバックをローテーションできたはずだが、現在はそれが出来ていない。昨季は長く首位を維持しながら後半戦にガス欠を起こしてしまったところがあるが、今季はここからペースを上げていけるのか。疲労のコントロールも重要課題だ。
構成/ザ・ワールド編集部