石川・珠洲市 仮設住宅へ入居始まる 入居希望1700件に着工まだ456戸
日テレNEWS NNN
能登半島地震の発生から、9日で40日目。石川県珠洲市では、完成した仮設住宅への入居が始まりました。永井聖志郎記者が中継。 珠洲市の正院小学校のグラウンドに建設されている仮設住宅に9日から早速、入居されるという人に話を聞いたところ、「エアコンがついて暖かい空間で、さらにお湯が使えるので本当にありがたいです」と話していました。 こちらの仮設住宅に入居するのは、高齢者などを優先し、珠洲市が選定した40世帯102人です。9日早朝から荷物を運び入れる入居者の姿が見られました。仮設住宅の敷地内には浄化槽が設けられていて、トイレや浴室などで水が利用できるほか、飲み水としても使えます。また冷蔵庫や洗濯機のほか、エアコンなどの暖房器具も備え付けられています。 入居者「これ電気かな」「思ったより広いしよかったな」「暖かい、もう入っただけで暖かい」「今まで全然水も出ないから、(ここは)お湯が出るからね」「(毎日お風呂に入れて)うれしい」 ここ珠洲市では、仮設住宅への入居申し込みがおよそ1700件ありますが、着工されているのは市内で6か所、456戸にとどまっています。市は「敷地の確保に努めたい」としています。