母がタイトルを考え、兄、妹、弟と座談会

「私の人生は家族の存在が大きい」と語った石井【写真：矢口亨】

　同書では、公式インスタグラム（約46万人）のストーリーズでファンから集めた100の質問に回答。きょうだい（兄、妹、弟）との座談会も掲載されている。 「きょうだいは初出しです（笑）。サングラスはしていますが、写真も載っています。4人もいるので昔はどこかしらの関係が悪かったのですが、私が高1で一人暮らしを始めた頃にはみんなで仲良くなって、私を応援してくれています。そして今回、自分が知らなかったきょうだいの思いを知ることができました。ちなみにタイトルの『AN』は母のアイデアです。杏奈のANからですが、50音の始まりの『あ』（A）と終わりの『ん』（N）を掛けてもいます。私の人生は家族の存在が大きいので、初めてのスタイルブックに関わってくれてうれしいです」 　記念の1冊を制作していく中、石井には「変化」も起きていた。 「この前、公園でお子さんから『それスノ、見たよ』と声を掛けられました。Snow Manさんの番組ですし、反響がすごいです」 『それスノ』とは、TBS系『それSnowManにやらせて下さい』（金曜午後8時）のこと。石井は今年に入り、同番組の人気コーナー「ダンスノ完コピレボリューション」に出演した。3分間、映像を見てダンスの振りを完コピする挑戦。石井にとって、想定外の挑戦だったという。 「E-girlsが解散になった時に『もう、踊らない』と決めていました。ただ、3年が過ぎてマネジャーさんとも話し合って、『ダンスという武器も使ってみるのも良いかも』と思って出演させていただきました。そして、すごい速さでの振り覚えを求められたE-girlsでの9年間を『3年で忘れることはないんだな』と実感しています。ただ、見たばかりの映像を完コピで踊らないといけないのは大変です。例えばE-girlsの曲でも、ステージで踊っていた時のとは手の角度も含めて微妙に違いますから。なので、収録前はご飯がちゃんと食べられないぐらい緊張しますけど、楽しさも感じています」 　実は歌もできる石井はミュージカル出演経験があり、ダンス再開は俳優としての可能性も広げている。そして、何よりファンを喜ばせている。「生涯現役」を決意している26歳。さらに10年後が楽しみになってきた。 □石井杏奈（いしい・あんな）　1998年7月11日、東京都生まれ。2012年に俳優活動をスタートし、15年には映画『ガールズ・ステップ』『ソロモンの偽証』で第58回ブルーリボン賞新人賞を受賞。近年の主な出演作は映画『破戒』、読売テレビ・日本テレビ系連続ドラマ『彼女たちの犯罪』など。162センチ。血液型O。