テープカットし、再オープンを祝う関係者

　福島県浪江町の町営高瀬野球場の完成式は１１日、現地で行われ、関係者が町民に親しまれてきた施設の再オープンを祝った。 　町営高瀬野球場は東日本大震災と東京電力福島第１原発事故により損傷し、利用できなくなっていた。町が復旧工事を進め、完了させた。 　完成式では吉田栄光町長が「球場は町民にとって思い出深い場所。交流人口の拡大に向けて活用したい」とあいさつ。平本佳司町議会議長、志田文毅復興庁福島復興局長、佐々木恵寿県議、鈴木政己町スポーツ協会長が祝辞を述べた。続いて、関係者がテープカットした。 　セレモニアルピッチが行われ、なみえ創成中３年の松本玲夢さんが投球した。終了後、松本さんは「町民がみんなで野球を楽しみ、交流を深められたらいい」と話した。 　引き続き、完成記念大会として町スポーツ協会野球部長杯が開かれた。