動物引き取りの現状は? 愛知県は2600頭殺処分に
愛護団体から譲り受けた犬が看板犬に
動物愛護団体から譲り受けた犬が、店の看板犬になったケースもある。名古屋市千種区のカフェアンドバー299には、シーズー犬のシュシュ(雌)が、しっぽを振りながら客を迎え入れる。 同店の成瀬みなみ店長(25)は、岩手県で大学生活を送っていた2011年、東日本大震災で被災した。その時、避難所に置いた車の中で、友人から譲り受けた猫とのふれあいから、人を笑顔にするなどの動物が持つ力を実感。動物や飼い主が交流できる場所を作ろうと、同店をオープンさせた。 店内には、来店したペットの写真が100枚以上並ぶ。その横には、動物殺処分ゼロを訴えるポスターもある。成瀬店長は「シュシュのように、新しい飼い主のもとで元気に生きる動物が増えるように、飼い主を待つ動物や、飼いたいという人の情報などが集まって、情報交換できるようなお店にしたい」と意気込んだ。 (斉藤理/MOTIVA)