【いわてこの一年2024】(1)岩手で2024年に起きた事件・事故を振り返る
この男は燃えた自販機からおよそ3キロ離れた奥州市前沢の農機具販売店で展示されているコンバイン1台に火をつけたとして先月26日に再逮捕されました。 (佐藤記者リポート) 「火事のあった現場は閑静な住宅街です。こちらの道路沿いの垣根が黒く焦げて焼けています」 盛岡では9月、住宅の生け垣に火をつけた疑いで29歳の会社員の男性が逮捕されました。 しかし、盛岡地検は勾留期間内に捜査を終えることができなかったとして、男性を処分保留で釈放し、引き続き在宅での捜査を続けています。 11月中旬には北上市と二戸市のコンビニエンスストアで強盗・強盗未遂事件が相次いで発生。 どちらの事件もけが人はおらず、犯人は逮捕されましたが、年末年始は金銭を狙った犯罪が増える傾向にあるため注意が必要です。 11月24日、宮古市の市道で横断歩道を歩いていた66歳の市議会議員の男性が軽乗用車にはねられ亡くなるなど、11月24日から27日までに3件の交通死亡事故が発生し、県警は12月2日、2024年初めてとなる「交通死亡事故多発注意報」を発令しました。 また、11月には盛岡東警察署に所属する30歳の男性巡査が酒気帯び運転で逮捕されました。 罰金30万円の略式命令を受けた男性巡査は11月22日の午前0時半ごろ、盛岡市内丸の県警本部近くの市道で酒気帯びの状態で軽乗用車を運転したとされています。 警察官の逮捕を受け県警の加藤秀昭首席監察官は「現職警察官が逮捕されたことは極めて遺憾であり、深くおわび申し上げます」とコメントを発表しました。 ことしは放火や強盗といった凶悪な事件が発生したほか市の職員や刑務官の汚職事件、警察官の酒気帯び運転と綱紀の保持が求められる公務員の逮捕が目立った年でもありました。
IBC岩手放送