戸田菜穂 地元・広島での母親の思い出「小さな町で参観日に…」「“感性が一番!”という育て方をしてくれました」
フリーアナウンサーの唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「NOEVIR Color of Life」(毎週土曜9:00~9:30)。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。 4月のマンスリーゲストは女優・戸田菜穂さん。4月6日(土)の放送では、趣味の俳句や、幼少期の思い出について語ってくれました。
1974年生まれ、広島県出身の戸田菜穂さん。1990年に「第15回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを獲得し、翌年芸能界デビュー。17歳でドラマ「葡萄が目にしみる」(フジテレビ系)でドラマ初主演を飾り、1993年、NHK連続テレビ小説「ええにょぼ」のヒロインに抜擢されます。その後、ドラマ「ショムニ」「テイオーの長い休日」「泥濘の食卓」、映画「高津川」「沈黙のパレード」「ロストケア」など、数々のドラマや映画に活躍。 現在、戸田さんは4月スタートのフジテレビ系月9ドラマ「366日」で、眞栄田郷敦さん演じる水野遥斗の母親役として出演しています。同じく4月スタートのテレビ東京系金ドラ25「君が獣になる前に」では、玉城ティナさん演じる琴音のマネージャーを演じています。 現在、戸田さんは2児の母であり、女優業も精力的にこなしながら、この春は2本のドラマに出演中です。 * 唐橋:趣味は俳句とのことですが、幼少期からされていたのでしょうか? 戸田:国語の授業が得意だったのですが、私の俳句が一番になったことが嬉しかったんです。そこから書くようになったのですが、原稿用紙に向かっている時間が好きなんですよね。 唐橋:文章を書くことが好きだったんですね。 戸田:はい。脚本みたいなものも書いてみたりしていました。その頃は話すのが苦手だったので、自分の言葉を書くほうが楽しかったです。 唐橋:俳句は今もずっとされていますもんね。 戸田:今晩も俳句会に行きます(笑)。 唐橋:季節を感じられていいですよね。 * 唐橋:この番組の事前アンケートで、戸田さんにとってお母様は「存在感が大きい方」だとお答えいただきました。 戸田:母はフランスが好きだったり、異国の風を私の家に入れてくれた人なんです。好奇心が強く、すごくおおらかに子どもを信じていて、「私の宝物は子どもだけだ」という感じで育ててくれました。安心感が常にあります。 唐橋:お母様の言葉に影響を受けましたか? 戸田:そうですね。悲しませてはいけないと思ったりしますし、今でも母に褒めてもらいたいと思っちゃうんですよ(笑)。それだけ大きい存在なんでしょうね。 唐橋:いつもカッコよかったそうですね。 戸田:昔の話ですよ(笑)。広島の小さな町で、参観日とかにコムデギャルソンみたいな服を着てくるんです。真っ赤な口紅で真っ黒のワンピース。今思えばカッコいいんですけど、当時は刺激的でした(笑)。 唐橋:(時代の)先を行くような方なんですね。感性があるといいますか。 戸田:そうですね。「感性が一番!」という感じで育ててくれました。人形浄瑠璃、クラシック、美術館など「なんでこんなに行かなきゃならないの?」と思うぐらい、いろんなところに連れて行ってもらいました。 唐橋:幼い頃から芸術に触れていたんですね。 戸田:「勉強しなさい」と言われたことはあまりないですね。子どものうちに感性を磨く、本物を見せたいという思いが強かったです。私の子どもたちにもそうしなさいと言ってくれています。 戸田さんは4月スタートのフジテレビ系月9ドラマ「366日」そして、同じく4月スタートのテレビ東京系金ドラ25「君が獣になる前に」に出演中です。 (TOKYO FM「NOEVIR Color of Life」2024年4月6日(土)放送より)