梨元氏は民放の様々な番組を渡り歩いたが、 「主人は、局が変わったり番組を降りる時、『辞めてきたから』と全部事後報告。キー局で自由な発言ができなくなると、まだ自由な雰囲気が残っていた地方局で仕事を始めました」 そんな彼が最後にネットでの情報発信に辿りついたのは必然だった。会員制のサイトなどを立ち上げ、平成22（2010）年8月に肺がんで亡くなる直前まで、病床から「レポート」を続けた。 追いかけ続けた数多のスーパースターに、勝るとも劣らない強烈な印象を人々の脳裏に焼き付けた、濃密な生涯だった。
デイリー新潮編集部
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