燃料価格高騰+コロナで"外食産業"向け輸送が激減…北海道と本州を行き来する食品運送業者 事業停止「債務超過膨らみ負債総額約4億2100万円」
北海道北見市の食品運送業「東森商運」が事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していたことがわかりました。負債総額は約4億2100万円です。 民間の信用調査会社、東京商工リサーチなどによりますと、高度経済成長末期の1972年11月に創業。トラックによる低温輸送を主体に、食肉・冷凍食品などの輸送を手がけていました。 本州との輸送が主力。大手との受注基盤を築き、売上高は5億円台で安定していましたが、近年は燃料価格の上昇で債務超過が年々、膨らみました。 新型コロナで外食産業の輸送が減少したことが追い打ちをかけました。 2023年3月期の売上高は約3億2500万円まで落ち込み、純損失も約4700万円を計上。債務超過は約1億7100万円まで悪化しました。 2024年3月期も業績の改善が見られない中、社長が死去。4月に資金がショートし、資金繰りのめどが立たなくなりました。
UHB 北海道文化放送
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