核なき世界へ「共に活動を」 被爆地の若者らが交流、NPT
【ジュネーブ共同】核兵器廃絶を目指す国内外の都市でつくる非政府組織「平和首長会議」は23日、スイス・ジュネーブでの核拡散防止条約(NPT)再検討会議第2回準備委員会でサイドイベントを開いた。広島や長崎の若者らが「被爆者の証言を直接聞ける最後の世代。共に活動しよう」と、各国の若者と核廃絶や平和に向けた取り組みを語り合った。 広島市立舟入高3年の岡田蓮さん(17)と森田嶺さん(18)は「すぐに世界は変わらないが、少しずつ良くできる。傍観ではなく行動が大切だ」と話した。「ナガサキ・ユース代表団」で活動する河辺桜さん(25)と福浦知葉さん(20)は被爆者から学んだことを伝えていると述べた。