最高額は誰だ!? アジア人の市場価値ランキング12位。アジア杯後に覚醒? 20億超えのアタッカー
欧州の2023/24シーズンが佳境を迎えている。今季も各地でアジアの有力選手が存在感を示した。いま世界的に高く評価されているアジア人選手は誰なのか。データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに、アジア人選手の市場価値ランキングを順位ごとに紹介する。※金額が並んだ場合はサイトに準拠。データは5月17日時点
12位:堂安律(日本代表) 生年月日:1998年6月16日(25歳) 最新市場価値:1500万ユーロ(約21億円) 所属クラブ:フライブルク(ドイツ) 23/24リーグ戦成績:29試合6得点4アシスト サッカー日本代表の背番号10を託されている堂安律は、ドイツのフライブルクで活躍中だ。 2022年夏にオランダのPSVからフライブルクへ移籍した堂安は、1年目からレギュラーとなり、2022/23シーズンはブンデスリーガで5得点6アシストを記録した。ボールキープの能力が高く、攻撃の起点になれることがクリスティアン・シュトライヒ監督の信頼につながっている様子だ。 AFCアジアカップカタール2023に参加していた時期を除いて、堂安は今季ここまでリーグ戦全試合に出場している。今季開幕時と比べて最新の市場価値は300万ユーロ(約4.2億円)ダウンとなっているが、これは得点関与が評価されたのかもしれない。昨季のリーグ戦で5得点6アシストを記録した堂安は、今季第21節までに1得点1アシストと、出番の多さのわりに直接的な結果を残していなかった。 しかし、アジアカップから戻ってきた堂安は、一気に得点関与を増やしており、第22節以降は5得点3アシストと調子を上げている。第29節ダルムシュタット戦では、完璧な左足のミドルシュートを突き刺して決勝点を決めた。右サイドでボールを持った堂安は、中央の味方に当てて縦に走るフェイントを入れ、中でリターンを受けてシュートを放っており、ゴールへの意識が高まっていることをうかがわせた。 シーズン後半戦の働きを考えれば、市場価値が再び上昇に転じても不思議ではない。
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