【潜入】仰天!東名リニューアル工事の舞台裏 ニッポンの大動脈を支える最新技術!(every.しずおか特集)
この橋脚と橋げたをつなぐ部分は、これまで金属製でしたが、免震性を備えたゴム製にすることで、地震への対策も進めています。 このように、リニューアル工事では進化した最新技術により、安全性の大幅な強化もされているのです。工事のやり方も最新技術を使い、なるべく通行止めをせず、利用者への影響が最小限となるようにしています。
緻密な計画とシミュレーション
こちらの現場は、清水JCTにほど近い新幹線の上を走る高架橋で、今回、開通から55年で初めて床版を取り換える大工事が行われました。しかし、ここは1日3万台が走行する大動脈。昼間は車を通行させ、午後6時から翌朝6時までの12時間だけ通行止めにして、22日間で工事を完了させます。 古い床板を撤去する班と、新しい床板を設置して舗装する班に分かれ工事が進められます。1日にそれぞれ4mずつ作業が行われ、約80m区間をリニューアルさせるのです。 また、新幹線の上空での工事のため、小さなミスが大事故につながる可能性があり、時間を気にしつつも、細心の注意が必要な難易度が非常に高い工事です。 その作業を見てみると…午後6時、車線が減らされていき通行止めがスタート。まずは、表面のアスファルトをいっきに剥がしていきます。そこに、大型クレーンが登場。古い床板を釣り上げて撤去し、新しい床板を設置する作業が同時並行で行われます。
なんと、この新しい床板の重さは21.6トン。この日の工事では、4枚の床板の交換に100人の作業員が参加。限られた時間内に作業を終えるため、4年前から何度もシミュレーションをしてきたといいます。そして朝5時、アスファルトによる舗装を終え6時にはすべての作業が終了し、通行が再開されました。
(NEXCO中日本 富士保全サービスセンター 近藤 努 所長) 「通行止めの夕方の6時から朝の6時まで、限られた12時間の中で工事をすることが苦労したこと。朝の6時を超えると社会への影響が大きくなるということで、影響を最小限にするために工夫をした」
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