文在寅前大統領を被疑者と明記 娘への家宅捜索令状に=韓国検察
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の娘、ダヘ氏を家宅捜索した検察が令状に文氏を賄賂授受の被疑者と明記したことが1日までに分かった。 文氏の元娘婿が航空会社に不正採用された疑惑を捜査中の検察は先月30日にダヘ氏の居住地などを家宅捜索した。 ダヘ氏の元夫は2018年に李相稷(イ・サンジク)前国会議員(共に民主党)が中小ベンチャー企業振興公団の理事長に就任した後、李前議員が設立したタイ系格安航空会社(LCC)に専務取締役として入社した。 元夫はゲーム会社に勤めたことはあるが、航空業界の実務を担当した経験はなかったため、採用を問題視する声が上がった。 当時野党だった現与党「国民の力」や市民団体などは、ダヘ氏の元夫の入社と李前議員の理事長就任には見返りの関係があるとして、2020~2021年に4回にわたり検察に告発した。 検察は元夫が航空会社の役員として受け取った給与など2億ウォン(約2200万円)以上を文前大統領への賄賂とみている。 最大野党の共に民主党は今回の家宅捜索に対し、「明白な政治報復であり、野党への弾圧」と批判した。
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