平愛梨「初主演が地元でうれしい」 ── 映画「摂氏100℃の微熱」大阪で舞台あいさつ
淡路島を舞台に繰り広げられる純愛ストーリー映画「摂氏100℃の微熱」が話題を呼んでいる。主演は女優の平愛梨、劇団EXILEの青柳翔、遠藤要らが共演。岡本浩一監督作品だ。24日の公開初日に「シネマート心斎橋」(大阪市中央区心斎橋)で舞台挨拶が行われた。兵庫県出身の平愛梨は「初めての主演が地元の作品でうれしい」とあいさつ。また、遠藤要がサプライズで「入籍いたしました」と一般女性と結婚したことを明かすなど、会場は祝福ムードに包まれた。
平愛梨「私も阪神・淡路大震災を小4で経験」
この作品は小説・漫画の投稿コミュニティサイト「E★エブリスタ」の「電子書籍大賞2013」で入賞した野咲あやの小説を映画化したラブストーリー。自然豊かな淡路島を舞台に、生まれ育った環境も境遇も異なる男女が、それぞれの忘れられない過去を乗り越えて、互いに惹かれ合っていく姿を描く。平愛梨は阪神・淡路大震災のトラウマを抱えるヒロイン、江崎千波役を熱演している。 舞台挨拶では、主演の平をはじめ遠藤要、岡本浩一監督が登壇し、司会は読売テレビの三浦隆志アナウンサーが務めた。平にとって初の主演映画だが「初めての主演が地元の作品で非常に嬉しく思います」と話し、それから「摂氏100度の微熱って、微熱ちゃうやん!って思ったのが正直なところ」と笑いながら関西弁でツッコミ。だが、明石市出身ということもあり、「私も阪神・淡路大震災を小学4年生で経験しているので、千波の気持ちがリンクして、涙なしでは原作を読めなかったです」と振り返った。 遠藤は「僕は千葉出身で震災を経験してないけど、本当に恐い経験だったんだなと(映画を通じて)思った」と話した。岡本監督は「ネット小説大賞があって、その審査員をやらして頂いて。最初に原作を読んだ時、僕は兵庫県出身なんで、関西でぜひ撮りたいと思った」と、映画化の経緯を語った。
遠藤要が入籍をサプライズ報告
後半のQ&Aの「○×コーナー」では、三浦アナの質問に〇と×の札を掲げて回答し、3人が自身の恋愛体質を明かした。 ──浮気は許せるか? 平「今回、この役をやらして頂くにあたって浮気された人(ヒロインも浮気をされる)の気持ちをいろんなサイトで調べたんですよ。好きになった最初の気持ちをなんで侮辱するんだろうって。浮気は許せないです」 遠藤「許せる」 監督「許せない」 ──人を好きになってその人に告白できるか? 監督「告白できる」 平「告白できない。恥ずかしくて言えないです。“ザ・待つ女”って決めてます」 遠藤「好きになったら言えます」 ──恋愛は障害があった方が燃える? 監督「〇」 遠藤「×」 平「×」 平は×の札を出し、「平凡がいちばん。障害はないほうがいい」とコメント。だがこの時、遠藤が急に衝撃的な事実を発表。「先月、12月25日に入籍いたしました!」 舞台でいきなりのサプライズ報告に、三浦アナが「そんなことを今、発表して大丈夫ですか?」と気遣うと、「はい、大丈夫です」。相手は一般女性のようだが、客席のファンからは驚きの声と同時に祝福の拍手が沸き起こった。映画は「シネマート心斎橋」ほか公開中、全国順次ロードショー。 (文責/フリーライター・北代靖典)