アルコール依存症患者など支援施設で知人殺害の罪に問われる 男が起訴内容認める 犯行後「やってやった」 鹿児島
南日本放送
霧島市で去年7月、知人男性の胸を包丁で刺し殺害した罪に問われている男の裁判員裁判が23日から始まり、男は起訴内容を認めました。 殺人の罪に問われているのは、本籍が東京都台東区の無職・金城昇被告(68)です。 起訴状などによりますと、金城被告は去年7月、霧島市隼人町姫城の施設で暮らす作業員・徳地優雅さん(当時48歳)の部屋で、胸を包丁で複数回刺し、殺害したとされています。 23日の初公判で金城被告は、「間違いありません」と、起訴内容を認めました。 検察によりますと現場は薬物やアルコール依存症の社会復帰を支援する施設です。金城被告は元入居者で徳地さんと知人でした。 冒頭陳述で検察は、「被告は犯行後、被害者の部屋に包丁を投げ込み『やってやった』と言ってその場を離れた」としたうえで、「強い意思に基づく犯行で危険で残虐」などと指摘。一方、弁護側は、「被害者からの嫌がらせなどに不満やストレスを持っていた」などと述べました。 判決は今月31日に言い渡されます。
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