クルスク州の新たな侵攻先でウクライナ軍が進撃 ロ軍、徴集兵主体で苦戦か
ロシア側は「状況は深刻」と懸念
コーン・グループ以外に、ウクライナ軍のどの部隊がベショロエ方面の侵攻作戦に参加しているのかは不明だ。ただ、同グループの12日の動画には、ウクライナ軍の海兵隊でよく使われているトルコ製キルピ装甲輸送車らしき車両も映っている。突出部での戦闘には海兵隊の第36独立海兵旅団が加わっており、ベショロエ方面の侵攻にも同旅団が関わっている可能性もある。 いずれにせよ、ロシア側は新たな侵攻に懸念を募らせているもようだ。繰り返しになるが、現地のロシア軍守備隊には多数の若い徴集兵が含まれているとされる。対するウクライナ軍侵攻部隊は、戦車やドローン、軍用機の支援を受ける戦闘慣れした志願兵たちだろう。 ロシアのある軍事ブロガーは、ウクライナ軍がベショロエ方面で陣地を固めようとしていると報告し、「関係筋は状況は深刻だと評価している」と伝えている。
David Axe