11日 暑さと天気の急変注意 最高気温30℃以上の真夏日急増 午後は急な雨や雷雨
今日11日は、暑さと天気の急変に注意が必要です。午前中を中心に晴れて気温がグングン上昇するでしょう。最高気温が30℃以上の真夏日の所が多いものの、午後は大気の状態が不安定になるため、内陸や山沿いを中心に雨や雷雨の所があるでしょう。お出かけの際は念のため傘をお持ちください。
九州~東北は晴れて気温グングン上昇
今日11日は、九州から関東は高気圧に覆われて、午前中を中心におおむね晴れる見込みです。強い日差しと日本付近に入る暖気の影響で、昨日10日よりもさらに暑さが増しそうです。 全国のアメダス地点のうち8割ほどで最高気温25℃以上の夏日になるでしょう。さらに、最高気温30℃以上の真夏日地点は、昨日10日は、全国のアメダス地点で20地点ほどでしたが、今日11日は一気に200地点くらいにまで急増しそうです。名古屋は31℃、金沢と大阪は30℃の予想です。1か月ほど季節先取りの7月並みの気温になる所が多いでしょう。熱中症にご注意ください。
午後は天気急変 晴れていても念のため傘を持って
午後になると、日中の昇温や上空の寒気の影響で、九州、中国、四国、近畿、東海、関東甲信の内陸や山沿いを中心に、大気の状態が不安定になるでしょう。晴れていたのに急に黒っぽい雲が近づいて雨が降り出したり、雷が鳴ったりするなど、変わりやすい天気になりそうです。急にザッと降るような強い雨や落雷、突風、ヒョウなどに注意が必要です。 北陸や東北も日中は大体晴れる見込みです。こちらは天気の急変はなさそうです。一方、北海道は気圧の谷の影響で雲が広がりやすく、雨や雷雨の所があるでしょう。 沖縄は梅雨空が続く見込みです。雨が断続的に降り、局地的に激しい雨もありそうです。 今日11日の外出の際は、晴れていても念のため傘をお持ちになると安心です。午前中は日差しが照りつける所が多いため、「晴れ」「雨」どちらでも使える晴雨兼用傘があると便利でしょう。
屋外で雷に遭遇したら
外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。 雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
日本気象協会 本社 小野 聡子