緊急降板の山本由伸、右腕の張りで離脱期間について「長くなるような感覚ではない」/一問一答
<ドジャース2-7ロイヤルズ>◇15日(日本時間16日)◇ドジャースタジアム ドジャース山本由伸投手(25)が右上腕三頭筋の張りを訴え、2回をわずか28球、1安打無失点でマウンドを降りた。この日は直球が走らず、平均球速が1~2マイル(約1・6キロ~3・2キロ)ほど落ちた。前回登板のヤンキース戦ではメジャーで自己最多の106球の力投。通常は中5日~6日だが、中7日で登板間の調整を延ばし、この日の先発マウンドに上がっていた。 【山本の一問一答は以下の通り】 -降板の原因となった上腕三頭筋の張りは試合前から感じていたか 今週、多少感じてて。状態すごく良くなったので今日の試合で登板することになったんですけど。投げていく中で少しずつ張りが強くなってるのはわかったので、早めにコーチに言って、交代してもらいました。 -ウオームアップの段階ではそれほど感じてはいなかったか 試合前のブルペンの時に多少、少しだけありました。 -その時にコーチには話してたか そこはもうずっと練習の時から、コミュニケーションをとってました。 -張りがあったのに登板した理由は そこまで試合前の張りは全然悪くなかったので。投げながら、試合の中で少しずつ張りが大きくなってるのは感じたので。投げることはもちろんできましたけど、先を考えると良くないかなという判断をしました。 -以前にもこういったケースはあったか 本当にそんなに、すごく感覚が悪いわけではないので。 -前回の登板でイニングを伸ばしたことが原因か それも関係あると思います。 -エックス線やMRI検査は受けたか 一応そこは検査すると思いますけど。本当に感覚的にはそこまで本当に悪いものではないです。 -前回登板(7日ヤンキース戦)は球速が出ていたがそれも原因か 登板の後、試合でっていうよりは。今週を過ごすの中で少しずつ感じていたことなので。そういうことです。 -今は不安か 本当に痛めたわけではなく、張りが少しずつ強くなっているのを感じたので。それを感じながら投げることは良くないなと判断して。コーチと相談して代わることにしたので。そこまですごく大きな問題ではないです。 -長期離脱はない感覚か そこがちょっとどんな感じかわからないですけど。感覚的には、そんなに長くなるような感覚ではないと思います。 -降板してからは検査は受けずにトレーナーに診てもらった感じか トレーナーさんとチェックしながらという感じでした。 -エックス線などは明日以降に おそらく、はい。 -メジャーではボールの違いやマウンドの違いがある。疲れがたまったか そうですね。そこがちょっと関係したかわからないですけど。シーズン中はいろんな調子の時があるので。今週はちょっと張りがうまく取れなかったです。 -オリックス時代はなかったイメージだが もちろん張りがある週もありましたし、それでも投げてる時もありましたし。 -筋肉の部分は初めて そうですね。ちょっとわからないです。 -降板は自分の判断か ずっと初回の時から(投手コーチに)「感覚どう?」っていうのは聞いてもらってたので。やめた方がいいと思ったら伝えるっていうように会話してました。 -ウオームアップの時に登板を止めようとは思わなかった。 いや、そこまでの張りは全くないので。 -1回よりも2回の方が張りが強くなったか そうですね、少しずつそこ(上腕三頭筋の張り)を意識したフォームになってしまったので。それも良くないなと感じましたし。それで余計に少しずつ張りが出てたので。 -ヤンキース戦と比較すると球速が落ちていたのは張りが原因か 多少張りへの意識があったので。そこを意識したフォームになりました。 -ブルペンの球数を減らして臨むなどはあったか いや、本当にブルペンでっていうのは全く、なんて言うんでしょう。ブルペンの時点でそんな大きな張りがあったわけではないので。普段通りの調整をしました。 -登板日前のブルペン入りをずらしたが、その時はすでに状態がよくなかったか そうですね、多少張りは感じてたので。違う日に入って試合に合わせようと思いました。 -今後の治療方針などは これからだと思います。 -前向きに捉えるなら 今日も早めに代えていただいたので。なんて言うんでしょう。前向きなものは特にないです。