【衆院選】保守王国・愛媛でも自民に逆風で1議席減 自民2人 立憲1人が当選、一夜明け当選者に聞く
「政治とカネ」の問題で全国的な自民党への「逆風」は保守王国・愛媛でも強く吹き… 2区落選 自民・井原氏: 「私自身は不記載についても適正な会計をしていましたから、もちろん私が所属した派閥の問題ではございますが、その辺のことがしっかり説明するのも難しかったし、有権者の皆様方にはなかなかそのことも伝える、伝わることも難しかった。そういう大きな風の中に飲み込まれて戦ってきたと思っています」 県内の投票率は51.95%と、前回を3.03ポイント下回る結果となりました。
有権者に約束する政策や政治改革とは。きょう当選者が一堂に会して共同インタビューに応じました。 出席したのは、3つ小選挙区と比例・四国ブロックの当選者、あわせて4人です。 まず選挙戦での争点の1つ、「政治の信頼回復」については。 塩崎氏: 「今まで派閥が決めていると言われていた様々な人事や意思決定。こういったものを透明化していくとか、年功序列の人事をやめていくとかまたは若い人や女性の声がもっと開かれた声が通るような政党に変えていく。こうした取り組みを進めていくことは、信頼回復のためには必要ではないかと思っております」 白石氏: 「政策活動費、これは認められてきてるけどもその使い方は裏金と同じです。選挙に使っても誰も咎めないし、わからない使途不明金です。これは止めないといけない。そのことによって選挙が歪められて、その歪められた結果、選挙結果によって政策が決められて、その原資を出してる企業そして業界団体の意向に沿った制度ができてるんじゃないかと」 長谷川氏: 「やはり派閥のしがらみにとらわれずに、政策本位であるいは実力主義で政策を議論し、切磋琢磨する。そうした集団に自民党が生まれ変わらなければいけないと思います。そのための党改革にも真摯に取り組んでまいりたいと思います。政治資金問題と党改革とこれを両輪で私ども真摯にまた全力で取り組んでいきたいと思います」 石井氏: 「莫大なお金をかけて選挙を行わなければならないそもそもの仕組み、このことを改革しなければ、ルールを決めて、透明性を図って、そんなことをしても必ず抜け道があります。そもそものその政治と金の問題、お金をかけないと選挙に通らない。だからお金がいるんだ。そんなことからやめていかなければ、この政治と金の場合は一切終わらないと思います」 そして、愛媛の課題と活性化については。 石井氏: 「新型コロナの影響で非常に疲弊していて、お店がどんどんなくなってしまっています。地域経済をもっと発展させていかなければならない。そのために収入を上げるように賃上げ、給料上げる。そして税金対策。税金の対策は減税をすることによって、結果的には消費が盛んになってくるということですね」 長谷川氏: 「やはり人口減少対策、地方創生対策が最大の課題であると思います。例えば水産ですとか農業の研究機関が東京にある必要は全くないと思うんですね。ぜひともそういう機関を可能であれば、地方愛媛にですね、そうした企業の地方会議ですとか、大学・教育機関の地方移転ですとかそうした地方創生の更なる政策。これをぜひ私は挑戦をしたい」 白石氏: 「やっぱりこの選挙区区割りいいですね。愛媛県の場合、三つになって、これがもう限界かなと思います。これ以上広がったらお1人お1人(話を聞く)のがかなり難しくなって、それが政治サービス国政に繋がるですね、住民サービスには技術サービスうまくいかないんじゃないかなというふうに考えてます。人口は確かにもうこの3つになっても減り続けておりますけども、選挙制度、ちょっと考えていかないといけない時期になってるということを痛感してます」 塩崎氏: 「若者や現役世代の方に故郷に残っていただいて、夢を追っていただく、そして都会に行っても戻っていただける場所を作っていくのか。これをやはり最優先で取り組まなければいけないと思ってます。働く場所を作っていくこと、中小企業の生産性を上げていくことそれによって所得を上げていくこと、そして若い人がチャレンジできるような教育環境や、それを応援する仕組みを作っていくと。こうした政策の総動員がまさに必要になってくると考えてます」