「詐欺事件の捜査で…」警察官装うニセ電話詐欺 小城市の50代男性、4600万円被害
小城署は2日、小城市の50代男性が約4600万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生したと発表した。電話で警察官や検事をかたる手口で、架空の詐欺事件を示しながら現金を振り込むよう要求していた。 同署によると、4月4日ごろ、男性の携帯電話に警察官を名乗る男から連絡があり、「詐欺事件の捜査で、あなた名義の携帯電話が使われていることが判明した」などと告げた。4月中旬ごろ、検事を装う男が電話で「あなたのお金が犯罪に使われたものか調べる」「通帳に入っているお金を振り込んでもらいたい」などと要求した。 男性は指定された金融機関の口座に4回にわたって計4603万円を送金した。返金の話をしていた相手と連絡が取れなくなり、1日に110番して詐欺被害が発覚した。