(写真：ファミ通.com)

文：ウワーマン ※本記事は、2023年2月18日にアップした記事を再編集したものです。 【記事の画像（7枚）】を見る 開発のコンセプトは“リセット” 　いまから8年前の2016年（平成28年）2月18日は、プレイステーション4（PS4）及びPC用ソフト『ストリートファイターV』が日本で発売された日（欧米では2016年2月16日発売）。 　『ストリートファイターV』は、カプコンから発売された格闘アクションゲーム。言わずと知れた世界的大ヒット作である『ストリートファイター』シリーズのナンバリングタイトルとなる。 　同シリーズはバージョンアップ版を複数発売するのが通例になっていて、『ストV』だけでもすでに『アーケードエディション』や『チャンピオンエディション』といった新バージョンが配信・発売。その都度新しいモードやシステムが導入されてきた。ひと昔前ならパッケージを買い直しだったが、現代ではネットを通じてのアップデートでも対応できるのがありがたい。 　これまた昔の話で恐縮だが、格闘ゲームというのはまずアーケード版が登場してから家庭用に移植というのが古来からの定番の流れだった気がしたが、『ストV』では家庭用版からの逆輸入という形でアーケード版の『ストリートファイターV タイプアーケード』が登場しているのもおもしろい。アーケード版は家庭用の発売から約3年経過した、2019年3月14日から稼動を開始している。 　本作は、前ナンバリングタイトルの『ストリートファイターIV』からはじつに約8年ぶりとなる完全新作だったこともあって、格闘ゲーム界隈で非常に大きな期待を持って迎えられていた記憶がある。発売当初こそボリューム不足などが取り沙汰されて話題になってしまったが、そういった問題は徐々に解消されて、現在は大きな盛り上がりをみせている。 　eスポーツとしての人気も高く、有名なプロゲーマーが参戦する世界的な大会などはふだん格闘ゲームに興味を示さない層からの注目度もかなりのもの。優勝や上位入賞ともなれば、ネットのニュースでも大きく取り上げられるので目にしたことがあるゲームファンも多いんじゃないだろうか。 　『ストV』はシーズン制を採用しているのが大きな特徴で、シーズンごとにキャラクターやステージなどの新要素は多数追加されており、最新シーズンは“シーズン5”。 　なお、最新作は2023年6月2日に発売された『ストリートファイター6』。初期参戦のキャラクターは18名。発売以降、新たなキャラクターやコンテンツが追加されており、2024年2月27日にはYear1追加キャラクター第3弾として“エド”が参戦予定だ。