男性の美意識に変化が――新アイテム続々、需要広がるメンズコスメ市場を大町怜央アナウンサーが取材
日テレNEWS
男性たちの間でメイクの関心が高まり、市場の広がりをみせている化粧品業界。新商品が相次いで発表される中、注目のメンズメイクを日本テレビ大町怜央アナウンサーが取材しました。 大町アナが訪れたのは、東京・銀座にあるお店。 大町怜央アナウンサー 「こちら化粧品売り場なんですが美容液の広告に、大谷翔平選手が出ています」 今年3月、アメリカメジャーリーグのエンゼルス大谷翔平選手が美容液の広告モデルに選ばれました。 コーセー ビューティコンサルタント 「男性のお客様だけでリポソーム(美容液)の売り上げが10倍に伸びております」 大谷選手本人のSNSに、同じブランドの化粧品が、写りこんでいたこともあり、愛用しているのでは?と話題になりました。大谷選手を起用した理由は、性別や年齢に関係なく、多くの人たちに使ってほしいとの思いからでした。その背景には、世の中の男性たちのある変化にあったそうです。 コーセー ビューティコンサルタント 「男性の方の美意識はすごく高まっているなと感じています」 その大きな理由は、新型コロナウイルスの流行で、在宅勤務中にオンライン会議をすることが増え、自分の顔を見る機会ができたことによるものだとみられています。 男性の化粧品市場の規模は、年々拡大し続け、調査会社インテージの調べによると、去年1年間だけで約425億円にものぼったそうです。 肌に対する男性の意識の変化を受け、こちらのお店では、今年5月から男性を対象にしたスキンケアとメイクのレッスンを始めました。大町怜央アナウンサーも早速体験。教えてもらうのは、男性なら誰でも気になる、あごの青ヒゲを目立たなくするメイクです。 まずは土台となる肌の保湿。毛穴やシミなどをカバーして肌をきれいに見せてくれるBBクリームというクリームを使い、顔全体に薄くのばします。 次に使うのは、くまや赤みなどを目立たなくするコンシーラー。青の補色であるオレンジ色のコンシーラーを使うことで、ヒゲの青みを抑えることができるんです。 気になるところにのせて、指でなじませると…。 大町怜央アナウンサー 「消えた消えた消えた、消えた!すごい」 コンシーラーを使うことで、気になっていた青ヒゲが目立たなくなりました。さらにスポンジでなじませてから、仕上げにフェースパウダーをのせると、汗をかいても、崩れにくくなるそうです。 ヒゲの青みをおさえたことで、全体的に清潔感が出て、さわやかな印象にみえます。 大町怜央アナウンサー 「いろいろ塗っているっていう感覚はなくて、自然な感じがします」 コーセー ビューティコンサルタント 「毎日じゃなくても本当にいいのでご自身の中でできることから始めていただきたいなと思います」 そして、男性向けのメイクアイテムも勢いづいています。 去年、男性向けの化粧品売り場を2倍に拡大したという百貨店へ訪れてみると。 大町怜央アナウンサー 「こんなに数も種類もあるんですね」 三越伊勢丹 メンズコスメバイヤー 宮下美彩子さん 「(男性向けのメイクアイテムは)もうここ5~6年でどんどんブランド数であったりアイテムの幅も広がってきています」 少し色がついていて、血色良く見せてくれる日焼け止めなど、気軽に使える商品が人気だといいます。 三越伊勢丹 メンズコスメバイヤー 宮下美彩子さん 「メインで来てくださるお客様のほとんどは30代後半~50代のお客様です」 身だしなみのひとつとして取り入れられ始められているメンズメイク。今後も広がっていきそうです。