「G1酒場　ELReina」店主の森本晃さん（左）と「UMAJO（うまじょ）」スタッフ

　競馬好きによる競馬好きのためのバー「G1酒場　ELReina（エルレイナ）」（調布市仙川町3、TEL 03-5314-9849）が3月26日、調布市仙川駅近く仙川商店街にオープンした。（調布経済新聞） 【写真】「G1酒場　ELReina」のカウンターに再現したジオラマ 　中央競馬の共同馬主や地方競馬の馬主などを30年以上務める森本晃さんが手がける同店。内装業を営み、約8年前、競馬ファン仲間から「競馬一色の店にしてほしい」との依頼を受け、随所にファンが喜ぶ演出を施した居酒屋の内装を手がけた。若い頃にバーなどで働き将来飲食店をやりたいと思っていたこともあり、この施工をきっかけに、同様のコンセプトのバーをやりたいと思うようになり同店を開いた。 　店舗面積は約7坪で、カウンター8席とテーブル8席を用意。店頭には小さな馬小屋を配して、店内の壁面は競馬新聞の拡大版で埋め尽くし、名馬の写真なども展示する。カウンターには競馬のゲート番号の8色と同じ椅子を並べ、ガラスの天板の中には、森本さんが思っている過去の名馬の夢のレースを再現したジオラマを展示。モニターでは競馬専門放送「グリーンチャンネル」を常時放映し、店員はジョッキーと同じウエアを着用。競馬好きによる競馬好きのためのバーを完成させた。 　提供するメニューは、料理好きだという森本さん自身が考案し、特に「味に自信がある」という「ボルシチ」をお通しとして提供。「梅干とキノコのアヒージョ」（750円）、「シラスカリカリチーズ」（600円）などのおつまみのほか、「牛フレーク丼」（950円）などのご飯物も用意する。ドリンクはビール、酎ハイ、ウイスキー、ワインなどのほか、競馬をイメージしたオリジナルカクテルなどを取りそろえ、G1レース開催日には予想的中した客に一杯サービスするなどのイベントも開く。 　森本さんは「競馬の主役は馬。接戦のレースをした馬の子ども同士が再度対戦するなど、血統のロマンを感じるところが競馬の魅力。ギャンブルとして楽しむだけでなく、競馬の魅力や馬について語る仲間が集う場になれれば」と話す。 　営業時間は、平日＝16時～翌2時、土曜＝13時～22時、日曜＝13時～20時。月曜定休。