全国大会に臨む（左から）草野珠穂さん、野方さん、草野ほたるさん

　６月に福島県南相馬市で開かれたわんぱく相撲福島ブロック大会女子の部で、上位３位を独占した南相馬市の原町三小の３人は、全国大会入賞を目指して稽古に励んでいる。 　全国大会に臨むのは、福島ブロック大会女子の部で１位の草野珠穂さん（６年）、２位の草野ほたるさん（５年）、３位となった野方結稀さん（同）。正心館原ノ町相撲道場で技を磨いている。 　３人は、１８日に山形県米沢市で開催された東北学童相撲大会に出場した。男子小学生にも負けじと張り合い、草野ほたるさんが個人無差別の部でベスト１６とした。東北の強豪との相撲を経て、草野珠穂さんは「全国大会にはコーチとみっちり練習して臨む」、草野ほたるさんは「受けに入り押し負けたので受け流すことを意識する」、野方さんは「試合前に決め手をイメージして戦う」と意気込んだ。 　２１日、南相馬市原町区の相馬農高相撲場で稽古を行った。すり足などの基礎練習に加え、試合形式の練習で汗を流した。指導に当たった正心館原ノ町相撲道場の青田芳文さんは「悔いが残らないよう、いま出せる全てを全国の舞台にぶつけてほしい」と応援した。

ＣＦサイトにつながるＱＲコード

　わんぱく相撲女子全国大会は９月２２日、松山市の愛媛県武道館で開かれる。 　選手が万全な状態で大会に臨めるよう、クラウドファンディング（ＣＦ）を行っている。女子相撲は未だマイナースポーツで、練習相手も遠方となる。移動費や宿泊費に充てようと、１２０万円を目標金額にＣＦを始めた。２５日まで募っている。