秋雨に負けぬ熱演 柳橋歌舞伎 福島県郡山市で定期公演
江戸時代から受け継がれている福島県郡山市重要無形民俗文化財「柳橋歌舞伎」の定期公演は15日、市内中田町の柳橋歌舞伎伝承館(黒石荘)で開かれ、会場が役者の熱演に沸いた。 柳橋歌舞伎保存会の主催、柳橋町内会の共催、福島民報社などの後援。郡山市を代表とする秋の風物詩として長年親しまれている。 柳橋歌舞伎保存会研究部は「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」と「奥州安達原 傔仗舘袖萩祭文の場」、御舘中の生徒は「義経千本桜 伏見稲荷鳥居前の場」を上演した。大粒の雨が降りしきる中、観客は傘を片手に役者の迫真の演技に見入っていた。