ソースそぼ降り見上げれば、どろろんろんの通天閣…「来てけつかるべき新世界」ビジュアル公開
「ヨーロッパ企画 第43回公演『来てけつかるべき新世界』」のメインビジュアルが公開された。 【画像】ヨーロッパ企画 第43回公演「来てけつかるべき新世界」出演者(他1件) 2016年に初演された「来てけつかるべき新世界」は、上田誠が第61回岸田國士戯曲賞を受賞した“SF人情喜劇”。「ソースそぼ降り見上げれば、どろろんろんの通天閣」というキャッチコピーが記されたビジュアルには、藤谷理子を中心としたキャスト陣の姿が捉えられている。 またこのたび、作・演出を手がける上田のコメントが到着。上田は「『来てけつかるべき新世界』は、大阪・新世界を舞台にしたSF人情喜劇です。くすんだ歓楽街にたむろするオッサンおばはんらの元へ、文字通りの『新世界』がやってきます。ドローン、ロボット、AI、メタバース、シンギュラリティ……。2016年に初演し、ただならぬ手ごたえとともに、劇団を大きく躍進させてくれたこの作品を、8年ごしに再演します。もう8年か、と思うほどに最近の気分でもありますが、この8年でテクノロジーはまたうんと進化し、SFだなんて呑気に言ってられない状況になりました。ファミレスでハンバーグをロボットが運んでくるに至り、劇が現実に追い抜かれないうちにと再演を決意しました。着々と新世界は来てけつかりますが、僕らも8年歳をとり、オッサンたちはよりふてぶてしくなりました。加えてえげつない客演陣と、いらちなマナっちゃんが串カツ屋で迎え撃ちます。人類はどこへいくのでしょう。阪神のサイボーグ枠は打つでしょうか」と作品に対する思いを語った。 今回の再演版には、ヨーロッパ企画のメンバーに加え、金丸慎太郎、町田マリー、岡田義徳、板尾創路が出演。本作は、8月31日に滋賀・栗東芸術文化会館さきら 中ホールで行われるプレビュー公演を皮切りに、11月まで全国で上演される。 ■ ヨーロッパ企画 第43回公演「来てけつかるべき新世界」 2024年8月31日(土) 滋賀県 栗東芸術文化会館さきら 中ホール 2024年9月5日(木)~2024年9月8日(日) 京都府 京都府立文化芸術会館 2024年9月13日(金) 富山県 新川文化ホール 小ホール 2024年9月16日(月・祝) 新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場 2024年9月19日(木)~2024年10月6日(日) 東京都 本多劇場 2024年10月12日(土)~2024年10月13日(日) 大阪府 SkyシアターMBS 2024年10月16日(水) 愛知県 愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 大ホール 2024年10月19日(土) 神奈川県 関内ホール 2024年10月25日(金)~2024年10月26日(土) 福岡県 キャナルシティ劇場 2024年10月29日(火)~2024年10月30日(水) 広島県 JMSアステールプラザ 中ホール 2024年11月2日(土) 高知県 土佐市複合文化施設 つなーで ブルーホール 2024年11月4日(月・振休) 石川県 北國新聞赤羽ホール 2024年11月9日(土) 北海道 カナモトホール(札幌市民ホール) □ スタッフ 作・演出:上田誠 音楽:キセル □ 出演 石田剛太 / 酒井善史 / 角田貴志 / 諏訪雅 / 土佐和成 / 中川晴樹 / 永野宗典 / 藤谷理子 / 金丸慎太郎 / 町田マリー / 岡田義徳 / 板尾創路