サウジアラビアで《51戦51ゴール》と手がつけられず 絶対王者アル・ヒラルのエース・ミトロビッチは今でも欧州で活躍できるレベル
C・ロナウドとの得点王レースにも注目
今季も開幕を迎えたサウジアラビアのサウジ・プロフェッショナルリーグ。予想通りの展開とも言えるが、今季も開幕ダッシュを決めたのは絶対王者アル・ヒラルだ。 アル・ヒラルは開幕4連勝を達成しているのだが、奪った12ゴールのうち8ゴールを1人で稼いでいるのがセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチだ。 30歳のミトロビッチは昨年にフラムから加入しているが、恐らくは欧州トップリーグでもまだまだ活躍できるだろう。サウジアラビアのDFは全く対処できていない状態で、アル・ヒラルでは通算51試合に出場して51ゴール9アシストと驚異的な成績を残している。 昨季はアル・ナスルFWクリスティアーノ・ロナウドが35ゴールを挙げて得点王に輝いており、ミトロビッチは28ゴールだった。しかし今季ロケットスタートを切ったのはミトロビッチの方で、早くもロナウドとは5ゴール差がついている。この2人の個人タイトル争いも注目ポイントの1つだ。 ロナウドの場合はアル・ナスルをリーグ制覇へ導きたいところだが、アル・ヒラルはここ5シーズンで4度リーグ優勝を果たしている絶対王者だ。今季も4連勝スタートはアル・ヒラルのみで、アル・ナスルの方は2勝2分と勝ち点を取りこぼしている。今季もアル・ヒラルがペースを落とす可能性は低く、ミトロビッチが爆発している今は特に手がつけられない。ロナウドとアル・ナスルにとっては大きな壁となるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部