覚醒剤密売の「元締め」か 容疑で暴力団幹部を逮捕 佐賀県警など合同捜査本部
佐賀や神奈川など4県警と関東信越厚生局麻薬取締部の合同捜査本部は30日、覚醒剤取締法違反(営利目的共同所持)などの疑いで、指定暴力団住吉会系幹部の男(44)=東京都新宿区富久町=を逮捕した。捜査関係者によると、SNS(交流サイト)を悪用して全国へ発送していた薬物密売の「元締め」とみて、詳しく調べている。 逮捕容疑は共謀して昨年2月4日、東京都江東区のビジネスホテルで、覚醒剤約2・2キロ(約1億3640万円相当)、大麻約5キロ(約2500万円相当)を所持した疑い。「特に答えることはない」と容疑を否認している。 一連の捜査でこれまでに全国で売人19人、客120人を逮捕した。このうち佐賀県警が逮捕したのは売人6人、客26人(県内居住は6人)。2021年春ごろに入手した密売に関する情報を端緒に、合同で捜査していた。