『飲酒運転で4人死傷』被告の控訴を棄却 遺族「懲役10年でも短すぎる…棄却されて一安心」 1審で懲役10年判決
飲酒運転で4人が死傷した事故。男の控訴は棄却されました。 判決によりますと猪木康之被告(50)は、2022年12月、堺市中区の居酒屋などで酒を飲んだ後、酒に酔った状態で車を運転して、町内会の夜間パトロールをしていた男性4人をはねて、村上伸治さん(当時47)と山中正規さん(当時46)を死亡させるなどしました。 去年9月、大阪地裁堺支部は懲役10年を言い渡しましたが、猪木被告は判決を不服として控訴していました。 大阪高裁は7月3日の判決で「飲酒量は酒気帯びの基準を大きく上回るものと想定され、被告は飲酒により正常な運転ができないことを認識していた。歩行者の発見が遅れたのではなく、危険運転であるとした1審判決は不当ではない」として、猪木被告の控訴を棄却しました。 (遺族)「懲役10年でも短すぎるのに、それより短くなるのが本当に怖かったので、棄却されて一安心しています。10年、罪と向き合ってほしい」
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