小泉孝太郎、映画『愛に乱暴』ダークサイドの不倫夫役で新境地
俳優の江口のりこが主演する映画『愛に乱暴』(8月30日公開)で、妻(江口)に隠れて若い女と不倫をしている夫・真守を演じた小泉孝太郎の場面写真が公開された。これまでの“陽”や“清廉”といったパブリックイメージを払拭し、家庭生活を送りながらも心は常にどこか違う場所にある男を、翳りのあるアプローチで出色の演技を魅せている。 【画像】こんな小泉孝太郎見たことない…場面写真 本作は、『悪人』『怒り』など人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭くあぶり出してきた吉田修一の同名小説を、『おじいちゃん、死んじゃったって。』『さんかく窓の外側は夜』の森ガキ侑大監督が映画化した。 場面写真は、食卓で携帯しか見ていない妻への冷ややかな態度や、虚空を見つめ何を考えているのかわからない表情など、まさに別人のよう。母親役で共演した風吹ジュンも「撮影でお会いした時は、役柄に入っていて誰だかわかりませんでした」と驚嘆したという。 森ガキ監督は、小泉のキャスティングについて「小泉さんの人当たりの良さと、本心が見えにくい雰囲気を逆手にとって、かなり面白い真守になるという確信がありました」と普段の小泉のイメージを利用したと明かしており、狙い通りだったようだ。