ブルーナの絵本は「1ページ4行」…翻訳者が大切にした作品の魅力
どの作品にもドラマやクライマックスがある
――中野さんの考えるブルーナ作品の魅力は何でしょうか。 かわいらしい登場人物たちはもちろんですが、ブルーナさんの本のもつ優しさや温かさ、また子どもに対する真摯な姿勢が、シリーズのどれをとっても安心して読めるということにつながっていると思います。 また、どの作品にもドラマやクライマックスがあり、短いお話ながら充実した読後感が残るところや、何回読んでも新鮮な気持ちで楽しめるところも魅力だと思います。 ――「ぼりすとばーばらの絵本」シリーズを読み聞かせする際、どのように読んで欲しいですか? 子どもがお話を聞く環境を整え、読み手も楽しんで素直に読んでもらえれば、物語の面白さは十分伝わると思います。ブルーナさんのシリーズの一環として楽しんでもらえたら嬉しいです。
中野百合子(翻訳者)