＜Rマドリード・ドルトムント＞後半、ゴールを決め喜ぶFWビニシウス（左手前）らRマドリードイレブン（AP）

　◇欧州CL1次リーグ第3節　Rマドリード5―2ドルトムント（2024年10月22日　マドリード） 　欧州チャンピオンズリーグ（CL）は22日、1次リーグ第3節が行われ、レアル・マドリード（スペイン）が本拠でドルトムント（ドイツ）と5―2と逆転勝ち。昨季決勝戦の再現となった注目の一戦は前半で0―2とリードを許す展開となったが、後半に怒とうのゴールラッシュ。FWビニシウスが圧巻のハットトリックを達成するなど、後半だけで5得点という劇的な逆転勝利を飾った。 　Rマドリードは昨季決勝でドルトムントに2―0と勝利。21―22シーズン以来2季ぶり歴代最多更新となる15回目の優勝を手にし、国内リーグ戦と合わせ「欧州2冠」を達成した。 　今季リーグ戦はここまで7勝3分けと無敗をキープ。首位バルセロナと勝ち点3差の2位につけるも、CLでは第2節の敵地リール（フランス）戦に0―1と敗れ、公式戦初黒星。2戦を終え1勝1敗の勝ち点3で17位に沈んだ。 　試合は序盤互角の攻防が続くと前半30分、FWギラシの巧みなポストプレーからFWマレンに決められ失点。先制ゴールを許すと、同34にも失点。自陣左サイドからのクロスをファーサイドに走り込んだFWギッテンスに押し込まれ2点リードを許す苦しい展開。反撃を狙うもFWロドリゴ、MFベリンガムのシュートが立て続けにクロスバーに阻まれるなど前半を0―2で終えた。 　それでも後半から猛攻を仕掛けると同15分、FWエムバペの右からのクロスをDFリュディガーが頭で押し込み1点を返す。さらに3分後、MFモドリッチからのスルーパスを受けたエムバペがタックルで防がれるも、流れたボールをFWビニシウスが押し込みアッという間に同点に追いついた。 　そして同38分、DFルーカスバスケスが劇的な逆転ゴール。3分後にはFWビニシウスが自陣から単独のドリブル突破で守備陣を切り裂き、この日2点目。さらにビニシウスは同アディショナルタイムにもゴールを決め、CLでは自身初のハットトリックを達成。5―2で鮮やかな逆転勝利を飾り、2勝1敗の勝ち点6に伸ばした。