今季最高23位からいきなり初V王手!内田ことこ、ツアー初首位「リズム良くやって優勝したい」…北海道生まれ21歳
◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 第3日(8日、兵庫・六甲国際GC=6526ヤード、パー72) プロ4年目の内田ことこ(21)=加賀電子=が6位から出て5バーディー、2ボギーの69。通算8アンダーでツアーで初めて首位に立った。昨年初シード獲得も、今季はメルセデス・ランク74位と苦戦。平均飛距離250ヤード超の飛ばし屋が復調し、初優勝に王手をかけた。大里桃子(25)=伊藤園=、高橋彩華(さやか、25)=東芝=が1打差の2位で並んだ。 内田は12、13番の連続バーディーなどショットをピンに絡めて69と伸ばし、初Vに王手をかけた。今季最高は23位だが、不振が信じられないような変貌(へんぼう)ぶり。「調子は悪くなかった。試合でいいショットが打てないことが続いていた」とようやく練習通りに球が打てるようになった。 ドライビングディスタンス251・47ヤード(10位)の飛ばし屋。同行する母・洋子さん(49)は、スタート前にもジムで1時間汗を流す努力家の娘の姿に目を細める。北海道出身で冬は1月に室内でトレーニングと打ち込みを敢行。飛距離を10ヤード伸ばした。初の最終日最終組で、上位2人に全英女子オープン切符とチャンスが広がる。21歳は「リズム良くやって、優勝したい」とうなずいた。 ◆内田 ことこ(うちだ・ことこ)2002年10月4日、北海道南幌町生まれ。21歳。父の影響で6歳からゴルフを始める。北海学園札幌高卒。21年6月のプロテストで合格。同姓同名の先輩プロがいたため、登録名を本名の「琴子」から平仮名にした。ツアーでは4位(3回)が最高。通算48勝の中嶋常幸の教え子でもある。159センチ、55キロ。家族は両親、妹。
報知新聞社