トランプ氏再選で米「NATO離脱」の可能性も 高橋洋一が持論
数量政策学者の高橋洋一が11月22日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。G20首脳会議でオンラインで演説するプーチン大統領について解説した。
プーチン大統領、オンラインG20首脳会議で演説へ
ロシアのペスコフ大統領報道官は11月20日、プーチン大統領がオンライン形式で22日に開催されるG20首脳会議に参加し、演説すると発表した。G20首脳会議は2023年9月にインドで対面形式で行われたが、プーチン氏は2022年に続いて欠席し、オンラインでも参加しなかった。 飯田)ウクライナ侵攻後、欧米の首脳も招かれる主要な国際会議に参加するのは初めてだということです。「国内外へのアピールか」などと言われています。 高橋)インドで開催したときは、たとえオンラインでも出るのが嫌だったのですよね。今回はオンライン参加のようですが、議長国はどこなのでしょうか? 飯田)一応、今年(2023年)のG20議長国はインドです。 高橋)今回参加するということは、何か意味があるのでしょうね。 飯田)国際刑事裁判所(ICC)から訴追されていますので、ICC加盟国は一応、拘束する義務があります。南アフリカなども、それでBRICS首脳会議に「行く、行かない」ということがありました。 高橋)議長国であれば、最初に「あなたは指名手配されています」と言ったら面白いですけれどね。 飯田)プーチン大統領に対して。オンラインですからね。
注目が薄くなったウクライナ情勢
高橋)最近は中東に注目が集まってしまい、みんなウクライナ情勢を少し忘れていますよね。寒くなると、ぬかるみが出てきて、戦うのも大変だと思います。 飯田)ウクライナの反転攻勢について、ヨーロッパのなかでも「上手くいっていない」という指摘があります。 高橋)明らかに膠着状態に近いでしょうね。 飯田)軍側は膠着状態だと言い、ゼレンスキー大統領は「膠着していない」と主張するなど、路線対立があるという報道も出ています。 高橋)でも、反転攻勢が上手くいっていないのは確かです。 飯田)本来は南部のドニプロ川を越えて攻勢を掛けたい。でも、川は越えたけれど、そこまでいっていないようです。