能登の食、工芸「最高」 海外富裕層が初ツアー 七尾で特別ディナー満喫
海外富裕層を対象とした県の食文化魅力体験ツアーは5日までに七尾市内などで初めて行われ、国内外の17人が能登半島地震で被災した一本杉通りの日本料理店「一本杉 川嶋」の特別ディナーを味わった。参加者は「最高だった」「知人にも紹介したい」などと能登の食を絶賛した。 17人のうち欧米、オーストラリアなどの9人は、中島菜のごまあえや能登牛と能登のマツタケの炭火焼きをはじめ、地元食材をふんだんに使った料理を堪能。店主の川嶋亨さんは「地震があっても、能登にはおいしいものや素晴らしい人たちがいる。能登の総合的な力を感じてほしい」とアピールした。 一行は農業体験、和ろうそくの絵付け体験なども楽しんだ。参加者からは「旅行者のことを一心に考えてくれる姿勢に感銘を受けた」「地域の皆さんの心からのもてなしに感動した」との感想が寄せられた。