【4試合連続無得点と苦しむ川崎フロンターレ。模索する攻撃の解決策とは(1)】脇坂泰斗が求めるシュートを打つ瞬間の質……「味方へのパスコースが何個もあったなかで打ったのか」
練習と実戦とは勝手が違った。4月に入って1分け2敗と未勝利で、しかもすべて無得点が続いていた川崎フロンターレの鬼木達監督は、ホームのUvanceとどろきスタジアムに東京ヴェルディを迎えた20日の第9節を前に動いた。 ■【動画】家長昭博がベンチスタートとなりシステム変更も……川崎フロンターレの東京V戦のスターティングメンバー■ システムを前節までの[4-2-3-1]から、エリソンと山田新を2トップとした[4-4-2]に変えて臨んだ意図を、指揮官は試合後にこう語っている。 「ストライカーをできるだけ前で、というところと、相手の戦い方やパワー、スピードといったものもトータルで考えながら2トップでいきました」 東京V戦へ向けた非公開練習で積んできた新たなシステム。しかし、なかなか青写真通りにはプレーできない。右サイドハーフのポジションから、攻撃時には中央寄りにシフトするタスクを与えられていたキャプテンの脇坂泰斗が言う。 「寄りすぎてカウンターを食らうのが少し怖くて、あまり中に入れなかったので、途中から(山田)新とポジションを入れ替えてトップ下に入りました」
■「本当にシュートを打つしかなくて打ったのか」
鬼木監督の指示のもと、脇坂をトップ下に、山田を右サイドハーフにすえた[4-2-3-1]へ戻したのは30分すぎ。しかし、直後の34分にGKチョン・ソンリョンを介したビルドアップでボールを失い、立て続けに決定機を作られた。 後半開始早々には左サイドハーフのマルシーニョがカウンターで抜け出したが、ペナルティーエリアの左から放ったシュートは枠すらとらえられなかった。 試合はそのままスコアレスで終わった。連敗は止めた。しかし、勝てないどころかまたもゴールを奪えなかった。連続無得点試合は、風間八宏監督が就任した2012シーズンの第15節から第18節以来、実に12年ぶりとなる「4」に伸びた。 攻撃力を看板にしてきた川崎がはまり込んだ泥沼。攻撃を差配する脇坂は「得点できなかった、ということは攻撃の質が低いということ」と終わったばかりの一戦を神妙な口調で振り返りながら、現状への打開策についてこう言及した。 「本当にシュートを打つしかなくて打ったのか、それとも味方へのパスコースが何個もあったなかで打ったのか、というのでは攻撃の質が明らかに違う。一概には何とも言えないんですけど、思い切りよく打つのか、あるいは冷静な判断が必要なのか、といった判断が必要な場面を数多く作り続けるのが大事だと思っている」
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