台風の影響で「第26回なにわ淀川花火大会」が中止。片平敦さん「10日まで大荒れの天気が長引く」/大阪
強い台風11号による荒天のため、近畿や徳島には発達した雨雲が入り、各地で大雨洪水警報や土砂災害警戒情報が発表されている。これに伴い、大阪市淀川区などの河川敷で9日夜に開催が予定されていた「第26回なにわ淀川花火大会」の中止が公式サイトなどで発表された。10日の順延日も中止となった。 同運営委員会によると、観覧席チケットの払い戻しなどについては公式サイトに掲載するという。同花火大会は、市民ボランティアによる手作りの花火大会。毎年60万人の観客が訪れ「大阪の夏の風物詩」としても知られている。
警報などは他人事と思わず安全確保を
今回の台風について、関西テレビ「スーパーニュースANCHOR」でおなじみの気象予報士、片平敦さん(ウェザーマップ所属)は「台風の北上に伴い、近畿や徳島には発達した雨雲が流入し、すでに各地に大雨洪水警報や土砂災害警戒情報も発表されている。台風の進む速度が遅く、10日まで大荒れの天気が長引くため、厳重警戒が必要」と話す。 また、大雨が長引き、総雨量は1000ミリ超のおそれもあるという。片平さんは「先週末に記録的な大雨になった矢先でのさらなる記録的な大雨のおそれがあります。地盤が緩く、甚大な水害や土砂災害の発生が懸念されます。警報などが出ている地域は、すでに危険レベルに達しており、他人事とは思わずに安全確保を」と話している。