“掘り出し物” のスターに…巨人、ドラフト下位の一流選手(5)セのシーズン記録を樹立
レギュラーシーズンの開幕が迫っている2024年シーズンのプロ野球。ドラフト上位入団の選手は否が応でも注目を集め、それだけ期待値が高い選手であるといえる。しかし、シーズンが始まれば、ドラフト下位の選手が活躍するケースも数多くある。そこで今回は、読売ジャイアンツでドラフト下位入団から躍進した一流選手を紹介する。
松本匡史
・投打:右投両打 ・身長/体重:181cm/74kg ・生年月日:1954年8月8日 ・経歴:報徳学園高 - 早稲田大 ・ドラフト:1976年ドラフト5位 「青い稲妻」の異名を取った松本匡史。ドラフト5位とは感じさせない活躍を見せた1人だ。 元々は捕手だったが、報徳学園高(兵庫)に入学後に外野手へ転向。2年時は春夏連続で甲子園に出場を果たした。 高校卒業後は早稲田大に進み、通算57盗塁を記録。その脚力が評価され、読売ジャイアンツにドラフト5位入団を果たした。 ルーキーイヤーから49試合出場で10盗塁をマークすると、レギュラーに定着した1982年には113試合に出場し、打率.282に加えて61盗塁と傑出の数字で、盗塁王を獲得した。 さらに翌1983年には76盗塁をマーク。この数字は、いまだセントラル・リーグのシーズン記録となっている。 現役生活は11年間と長くなかったが、通算342盗塁を成功させた”青い稲妻”は、強烈なインパクトを残した。
ベースボールチャンネル編集部