「陸羽西線」再開は25年度に延期 山形・戸沢のバイパス工事遅れが影響
国土交通省山形河川国道事務所などは7日、全線運休中のJR陸羽西線(新庄―余目間)の再開が当初予定から1年遅れて2025年度中になると発表した。並行する山形県戸沢村の国道47号バイパス「高屋トンネル(仮称)」の工事の遅れが理由という。 トンネルは、陸羽西線の第2高屋トンネル(古口―高屋間)の約3メートル下で立体交差する。今月中に終了予定だった本坑の掘削工事が全長329メートルの半分程度にとどまり、これから交差区間に取りかかるため、鉄道トンネルへの影響に配慮しながらの施工が必要と判断した。 陸羽西線は運休した22年5月からバスで代行輸送している。同事務所は「バス代行の具体的な終了時期は、今後のトンネル工事の進行状況を踏まえ、改めてお知らせする」としている。
河北新報