DEZERT・Miyako「珍しくだんだん腹が立ってきちゃって」メジャーファーストアルバム制作秘話を語る
ロックバンドMUCCのヴォーカル・逹瑯がパーソナリティをつとめるTOKYO FM / JFNのラジオ番組「JACK IN THE RADIO」。1月27日(土)の放送は、DEZERTからギターのMiyakoさんが初登場! メジャーファーストアルバムについて伺いました。
逹瑯:DEZERTは、1月10日(水)にメジャーファーストアルバム『The Heart Tree』をリリースしました。メジャーデビューっていうことだけど、自分のなかで変わったことはある? Miyako:“メジャーデビュー”っていう言葉の響きが……やっぱり、昔から特別なイメージがあるじゃないですか。 逹瑯:まだ(メジャーデビューに)憧れがあった? Miyako:憧れっていうものは、ギリギリなかったかもしれないですけど。 逹瑯:もう(時代的にも)薄れているぐらいだよね。 Miyako:でも、両親とかに話すと「えっ、メジャーデビューするの!?」って言われたりして、今まで以上に期待されるというか。 逹瑯:うん。 Miyako:そういうのがあったので、“どうなるんだろう”っていう手探り感というか、前が見えない不安みたいのはあったんですけど、プリプロだったり、レコーディングだったり、制作を進めていくうちに“メジャーデビュー”っていう言葉はあるけど、今まで通り100%の自分たちを出していけばいいんだなって思えてきて、途中からは気楽にやれました。 逹瑯:今までやってきたことを、さらに精度を上げていけばいいだけの話というか、違うことをやる必要はないんだな、っていうことだよね。 Miyako:そうなんですよね。 逹瑯:でも、先週の放送で千秋(Vo.)が来てくれたときに言ってたよ。「今回の制作、みーちゃん(Miyako)の自我がとにかくすごかった」って。 Miyako:本当ですか(笑)? 逹瑯:うん、いつもは千秋がバッキングのギターを弾いて、上物(うわもの)をみーちゃんに弾いてもらう感じだったんだけど、「『俺が弾く! 俺が弾く!』みたいな感じでグイグイの圧がすごかったし、キレながらギターソロを弾いていて何も言えなかった」って(笑)。 Miyako:そうですね(笑)。 逹瑯:それは、なんでそう変わっていったの? Miyako:なんか、純粋に楽しくなってきちゃって。今までのレコーディングも楽しかったんですけど、(レコーディングまでに)さらにもっとスキルアップしていったっていうのもあるし、やっているうちに楽しくなってきて。 逹瑯:おー。 Miyako:そうすると、すごく集中するじゃないですか。“いいもの作りたい”って。 逹瑯:うん。 Miyako:そうしたら、ギターソロを弾いてうまくいかなかったりすると、珍しくだんだん腹が立ってきちゃって。 逹瑯:おぉー! Miyako:「ちょっと今やらせて!」とか言いながら弾いているのを、後ろで千秋くんが俺の肩を揉みながら「まぁまぁ」って(笑)。 逹瑯:「落ち着け」ってね(笑)。 Miyako:そうそう、珍しく(笑)。 (TOKYO FM「JACK IN THE RADIO」2024年1月27日(土)放送より)