沿岸伝統の正月準備 縁起物「お飾り」づくりピークに【岩手・宮古市】
IAT岩手朝日テレビ
岩手県宮古市でお正月に欠かせない、「お飾り」をつくる作業がピークを迎えています。新年の幸せを願い丹精込めてつくられています。 お飾りは、和紙に七福神などが描かれた沿岸部に伝わる正月の縁起物で、神棚に飾って新年を迎える風習があります。 およそ60年以上、お飾りを作り続ける宮古市熊野町の松下信子さんのお店では、今年も600枚ほどのお飾りを制作しています。 一色ずつ色を塗っては乾かすという地道な作業を繰り返し、松下さんは来年が良い年であることを祈りながら一枚一枚丁寧に仕上げていました。 このお飾りは、27日から開かれる宮古市魚菜市場の「お飾り市」で販売されます。