ベッキー「『ハンマーカンマ―』って言ってるだけで優勝するの!? って…」ハリウッドザコシショウとの初共演を振り返る
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。5月6日(月・祝)のお客様は、ハリウッドザコシショウさん(以下:ザコシ)とベッキーさん。ここでは、テレビ番組での初共演の模様を振り返りました。
◆ザコシ「じわじわ売れていくことは稀」
ベッキー:私たちって、実は大昔に共演したことがあるんですけど覚えていますか? ザコシ:えぇ!? この番組の台本に書いてある「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)じゃないんですか? ベッキー:違うんです。私の記憶では、たしか(千原)ジュニアさんと私が司会で、そこに関根勤さんもいらっしゃったんですけど、いろんな芸人さんがネタを披露する番組があって、そこで(ザコシさんが)優勝したんですよ。 ザコシ:思い出した! 古畑任三郎の「ハンマーカンマー」でね。 ベッキー:そう! ザコシ:あの番組で優勝して“売れた!”って思ったんですよ。 ベッキー:でも私は正直、まったく(ネタに)ついていけなくて“なんでこの人が優勝なの?”って(笑)。 ザコシ:おいおい(笑)! ベッキー:ただ、関根さんもジュニアさんもめっちゃ笑っているし、休憩中にも「ぶっちぎりの優勝だね」って言われていたので、“えっ!? 私、全然わからないんだけど……”って(笑)。 ザコシ:でも、確かに(当時のネタは)今の感じじゃなかったですもんね。今はフリップに「誇張しすぎた古畑任三郎」と書いて、最初に普通の古畑任三郎を見せて、その後に「誇張しすぎた古畑任三郎は……」ってやっているんですけど。昔は芸が全然成り立っていなかったから、誇張モノマネをただただやっていたんですよね(笑)。 ベッキー:そうそう、だから当時は“ずっと「ハンマーカンマ―」って言ってるだけで優勝するの!?”って思ってしまって(笑)。 ザコシ:あのときは分かりにくかったですよね。 ベッキー:あの当時は“(ネタの構成的に)伝わりづらいかも”みたいなことは思っていないんですよね? ザコシ:そうですね、だから余計にタチが悪いんですよ。 ベッキー:誰かからアドバイスを受けたんですか? ザコシ:いや、どんな番組に出ても、みんな教えてくれないんですよ。それに、自分の芸に“こうしたほうがいいな”ってなかなか思わなかったんですよね。 ベッキー:はい。 ザコシ:だけど(当時出場していた)「R-1グランプリ」でも決勝に全然いけなくて。それで、いろいろ試して改良を繰り返して、2016年にやっとですよ。 ベッキー:2016年の何で……? ザコシ:2016年のR-1で……え、見てない? ベッキー:え、優勝したの? ザコシ:優勝してるよ! 何がきっかけでここまで来たと思ってんねん! ベッキー:(いろんな番組に)ちょろちょろ出て売れていったのかと(笑)。 ザコシ:(芸人が)ちょろちょろ出て、じわじわ売れていくことって稀ですから。 ベッキー:でも、昔に初共演した番組で優勝したときも“これで売れた!”って思ったんですよね? ザコシ:そう、だけど全然売れなかった。そもそも、その当時は俺のことも知らなかったでしょ? ベッキー:その番組で初めて知りましたけど、すごく鮮明に覚えていました。ちなみに、関根さんとジュニアさんの番組が2008年ですって! ザコシ:それで、俺が2016年にR-1で優勝したから……。 ベッキー:8年間もくすぶっていたのか(笑)。 ザコシ:めちゃくちゃくすぶっていたで! (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」5月6日(月・祝)放送より)