ゲーム配信とタレント業の両立について語った中村歩加

NGT48の元メンバーで、現在は事務所「TRAPEZISTE（トラぺジスト）」に所属する中村歩加。現在はストリーマー（配信者）としてゲーム配信をしながらタレント業にも取り組んでいる、アイドルとしては珍しい活動をしている。現在のゲーム配信者としての活動や、2023年にYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』の出演のバズり、今後の活動について語ってもらった。 【写真】清楚なワンピース姿であゆたろうスマイル ■NGT48に入ったのは「アイドルが好きでなりたかったから」 ーーNGT48を2022年に卒業してからはどんな期間でしたか？ NGT48を卒業したのが2022年の6月で、その後すぐに今の事務所に入ったわけではなく、最初はフリーだったんです。NGT48にいて楽しく活動させていただいていましたが、ルールが沢山ありすぎて自分がやりたいことがすぐに始められない状況でした。もちろん感謝しているんですが、事務所に入らず一人でやってみようと思って、すぐ事務所が見つかると思っていなかったのでフリーになりました。事務所探しは大変と聞いていたので、それで時間がかかってしまうより羽伸ばしも兼ねてフリーで活動していました。 ーーそこから事務所に所属するまでの流れで、何かご自身の中で変化があったのでしょうか？ フリーでやっていた時に色々経験して、一人だと大変だなと思うことが増えたんですよね。アイドル時代にいかに守られていたかっていうのを実感しました。あとはお仕事の可能性についても、フリーだと基本的に待っていることしかできず、受け身になってしまうんですよ。そういうところで、一人だとしんどいなと。ステップアップするために事務所にお世話になれないかなと思って、縁あって運良く入れてもらうことができました。 ーーNGT48に入ることになった経緯をお教えください。 小学6年生の時に、AKB48さんの握手会に行ったんですよ。その帰りに渋谷でモデル事務所にスカウトされて、そこから芸能界に興味が湧いたんですよね。でも新潟にいたので、“芸能活動をやりたいけど東京に行かないといけないしなぁ…”みたいな気持ちでした。そしてアイドルになりたいと思っていた時、ちょうど新潟にNGT48ができたんです。それでやるしかないなと思って、NGT48に入ることになりました。 ■「今はとにかく皆に知ってもらうことを目標に」ゲーム配信は毎日実施 ーー現在はどういった活動をされているのでしょうか？ アイドルの頃から続けている配信を、今はOPENREC.tv（オープンレックティービー）という動画プラットフォームでゲーム配信や普通の生配信をやって、自分を知ってもらうきっかけを作りながら、ファンの方とコミュニケーションをとっています。YouTubeでも動画投稿をしていて、主にそういった活動をしていますね。好きなことをお仕事に活かしたいと思ってNGT48を卒業したので、今後ゲームや競馬のお仕事をできたら嬉しいです。あとはアイドル時代にグラビアやバラエティなども経験したので、そういったこともできたら良いなと思っています。今はとにかく皆に知ってもらうことを目標にお仕事を頑張っていますね。 ーーゲーム配信はいつ頃からやっているのでしょうか？ 2021年か2022年くらいですかね。NGT48はメンバーが多すぎるので、自分に色を付けたいと思って“武器”を探しをしていたんですよ。カメラを持ってみたりギターを持ってみたり、ラーメンを勉強したり、自分らしさを探していましたね。でも元々好きだったゲームが一番ハマって、定着しました。配信を始めたばかりの当時はスプラトゥーンをやっていたんですよね。配信きっかけでスプラ好きの人と絡めるかなと思ってやってました。 ■バラエティーのお仕事では「世間知らずなところが面白い感じで出れば」 ーー佐久間さんのYouTubeチャンネルの芸人ドッキリ企画「ぶっこみアイドル越え選手権」の動画がバズってましたね。反響は大きかったですか？ そうですね。自分では見たことない再生回数やコメントがあってびっくりしました。それくらい影響があるモンスターチャンネルってことは知っていたんですけど、マネージャーさんから連絡が来たのが5日前とかで。ちょっと待ってって思いました（笑）。もちろん出させていただきたいという気持ちだったんですけど、出るまでの5日間は心臓が飛び出そうでしたね。 ーー拝見しましたが、めちゃおもしろかったです。バラエティの仕事がお好きなのかなという印象です。 はい、好きですね。NGT48時代にロッチさんと街ブラのレギュラー番組をやらせていただいていた時に、どうやったら沢山映してもらえるか考えるのが好きだったんですよ。ロッチさんに育ててもらったということもあって、バラエティが好きです。 ーーご自身の魅力はどういうところだと思いますか？ 自分で言うのもおかしいんですけど、世間知らずなのが良いねってよく言われます。おバカキャラみたいな。勉強ができなくて、学がないっていうのは言われ続けているので、認めざるを得ないです（笑）。そういう部分が面白く出せれば良いなと思います。 ーー今後やっていきたいことはありますか？ 「スプラトゥーン甲子園」のアシスタントMCがしたいですね。あとは競馬が好きなので、競馬のお仕事がしたいです。競馬は「ウマ娘」から好きになって、競走馬が好きになりました。新潟や府中で実際に馬券も買ったりしています。よく変わっているねって言われます。ウマ娘には引退馬が出てるんですけど、今その子孫たちが実際にレースで走っているので血統を見ますね。私はゴールドシップっていう馬が好きで、ゴールドシップの系譜を応援しています。馬はシンプルにカッコ良いので好きですね。ギャンブルが好きなのではなくて、馬が好きなんです。 ■「配信とタレント活動を両立して頑張りたい」 ーーこれからゲーム配信をやりたい人にはどんなアドバイスをしますか？ まずは配信に耐えられるスペックのあるパソコンを買うと良いと思います。顔出しをするならカメラとマイクも必要ですね。PCゲームならこれで十分です。あとはフリーのストリーミング配信・録画ソフト「OBS」を使って配信するだけです。配信のやり方を誰かに教わったわけではなくて、全部自分で調べました。ゲーム配信を始めた時、車の免許を取ろうと思って貯金していたんですけど、やめてそのお金で配信機材を買いました（笑）。 ーー喋りながらゲームするのは大変そうなイメージです。 大変ですね。コメントを読んでいるとゲームの集中力が下がるので、中々難しいです。でもやっていくうちに慣れてきました。 ーーゲーム配信する時にはどういったことを心がけていますか？ 私は「顔出し」していることがストリーマーの強みだと思ってるんですよ。なので、とにかくリアクションすることとよく喋ることを心がけて配信に取り組んでいます。 ーーOPENRECで配信する理由があればお聞かせください。 そもそもスプラトゥーンが好きで配信を始めたんですよね。それでOPENRECにスプラトゥーンの配信者が沢山いたので、自分がやるならここだなと思いました。YouTubeだと数秒のラグがでてしまうんですが、遅延も少なくて配信しやすくて、画質も良いんですよ。ゲームによってプラットフォームは使い分けています。 ーー毎日配信は大変ですね。 そうですね。お仕事が入っていない日は日中に動画編集をして、夕方にSHOWROOMして、夜にOPENRECでゲーム配信しています。でも配信が好きなので、全然苦じゃないです。椅子に座りすぎて腰は終わってますけどね（笑）。楽しくやっています。 ーー最後に、これからの意気込みをお聞かせください。 配信とタレント活動を両立して頑張っていきたいです。ラジオのレギュラー番組と地上波のレギュラー番組が欲しいです。ゲーム番組のアシスタントMCもやりたいなと思っています。2024年1月22日発売号の週刊プレイボーイで水着グラビアも披露していて、デジタル写真集「だから笑うんだ。」も出るのでぜひチェックしてください！