【プレビュー】23人全員の力で3連勝なるか。U-23日本代表がグループリーグの首位通過をかけて”日韓戦”に挑む|AFC U23アジアカップ
【AFC U23アジアカップ プレビュー】パリ五輪の出場権をかけたAFC U23アジアカップが15日に開幕。U23日本代表は22日、グループリーグの首位通過をかけて第3戦でU23韓国代表と激突する。
グループリーグ2試合を終えて連勝でグループステージ突破を決めた2チームの対戦だ。日本と韓国。長年にわたってライバル関係にある両チームが、グループリーグの首位通過をかけて激突する。 日本は初戦で退場者が出るアクシデントこそありながらも、中国を相手に松木玖生の得点を守り切り1-0の勝利。これで勢いに乗ると、第2戦となったUAE戦は初戦から7枚を入れ替えて試合に臨んだ中で、初先発となった木村誠二と川﨑颯太が決めて2-0の勝利を手にした。この結果、連勝でグループステージ突破が決定。目標とするパリ五輪への切符、そしてアジア王者に一歩近づくこととなった。 チームとしては”23人で戦う”ことを強調する中で、ここまでは見事なパフォーマンスを見せてきた。これまでフィールドプレイヤーでは半田陸と田中聡以外の選手が全員出場。GK二人を含め、彼ら4人はしっかりサポートを続けており、今後、どこかのタイミングで出場機会を得ても結果を残してくれる雰囲気を感じさせている。その上で、真っ当なポジション争いも起こっており、各選手がチームのために、そして自身のパフォーマンスのために目の前の試合に臨んでいることはチームの強みと言っていいはずだ。 また、チームとしてセットプレーの強みが出せていることはプラス。UAE戦もセットプレーの流れから先制点を奪いペースを掴んだ。一方で、セットプレーの守備についても集中したディフェンスでここまで無失点と、ここの安定感は今後もつなげたい。韓国はセットプレーを武器とするチームだが、そんな韓国を上回ることでより自信をつけていきたいところだ。 一方、韓国も初戦のUAE戦で土壇場での勝利を手にすると、第2戦の中国戦は序盤こそ押し込まれる時間を作ったが最終的には2-0の勝利。ここまで3得点を全てイ・ヨンジュンが決めており、日本としては彼が警戒すべき選手になってくることは間違いないだろう。 やはり鍵となるのは先制点か。「いつも意識はしていますけど、最初からゲームを作れるようにみんなでやっていければなと思います」とは藤田譲瑠チマの言葉。立ち上がりから圧力をかけ、先に得点を奪うことでゲームを優位に進める。そういう展開に持っていくことができれば勝利に近づくことができるはずだ。 ルール上、得失点差等も並んでいることから引き分けに終わればPK戦まで続く日韓戦(延長戦はなし)。注目の試合は日本時間22日22時キックオフだ。