COMPLEX13年ぶり復活に5万人歓喜!吉川晃司“新シンバルキック”成功
歌手の吉川晃司とギタリストの布袋寅泰による音楽ユニット・COMPLEXが16日、東京ドームでチャリティーライブを行い、13年ぶりに復活した。15日と2日間で10万人を動員。吉川は1月に外傷性白内障で両目に人工の水晶体の移植手術を受け、医師から激しい運動を制限されていた。ライブ名物・シンバルキックも封印危機にあったが、体に負担をかけない形へ改良した“新シンバルキック”を披露した。 【写真】やっぱかっけー!13年ぶり復活でがっちり握手交わす吉川晃司&布袋寅泰 日本ロック界のツートップによる“伝説のユニット”が13年ぶりに帰ってきた。観客5万人の手拍子に迎えられ、ステージ両サイドから登場した2人。舞台中央でガッツリ握手を交わし、ニヤリと笑って一曲目に選んだのは、代表曲「BE MY BABY」だ。同曲ラストで吉川がシンバルキックを決め、会場のボルテージを押し上げた。 シンバルキックとは、身長より高い位置あるシンバルを後ろ回し蹴りで鳴らす、吉川の代名詞的パフォーマンス。1月の手術以降、医師から「激しい衝撃に注意してください」と忠告されていたが、体の負担にならない形を編み出した。高さも勢いも以前と遜色ない“新シンバルキック”をお見舞いし、不死鳥の如くステージへ舞い戻った。 COMPLEXは88年に結成され、わずか2年弱で活動停止した伝説のユニットだ。1月の能登半島地震を受け、復興の力になりたいという2人の思いが融合。11年の東日本大震災復興チャリティーライブ以来、13年ぶりの復活となった。吉川は「束ねれば、奇跡が起こせる。今夜は共に被災地にエールを。そしてみんな存分に楽しんで。よろしく」と呼びかけた。 2時間30分に及ぶ復活ステージでは、ほぼノンストップで「恋をとめないで」「1990」など全24曲を披露した。吉川と布袋が向かい合ってギターをかき鳴らす場面では、激しい音色の応酬に観客は「ウォ~!」と総立ち。懐かしい楽曲の数々で観客を青春時代へいざなった。