【高校野球】智弁和歌山は2年ぶりV逃す 中谷仁監督「ミスで失点につながると返ってこない」
◆春季近畿大会 ▽決勝 京都国際3X―2智弁和歌山(2日・明石トーカロ) 春季近畿大会の決勝が行われ、智弁和歌山は京都国際にサヨナラ負けで2年ぶりの優勝を逃した。 点を取り合う展開の中、ミスが連発した。1点を勝ち越した7回、直後の守備で山田希翔(まれと)遊撃手(2年)の連続失策で無死一、三塁とピンチを広げ、二ゴロの間に同点走者の生還を許した。さらに、最終回には2番手でマウンドに上がった中西琉輝矢投手(3年)が2球続けて暴投。サヨナラの走者が生還し、試合が決まった。 攻撃ではバントミスもあり、中谷仁監督は「まだまだ課題というか、夏に向けてやるべきことが明確になったと思います。ミスをしていては、というところ。ミスをしてはいけないということではないですが、ミスで失点につながると、それは返ってこない」と指摘。ただ、昨秋は和歌山県大会準決勝で田辺に敗れて2季連続で甲子園を逃したチームは一冬越え、春の和歌山県大会で優勝すると、近畿大会では初戦で滋賀学園を破り、準決勝では須磨翔風(兵庫2位)に12―0と大勝。2年ぶりの近畿大会決勝に進出するなど、夏に向けて着実に力をつけている。
報知新聞社