JO1、俳優業への進出加速 『逃走中 THE MOVIE』出演の川西拓実・木全翔也・金城碧海に注目
川西拓実・木全翔也・金城碧海、それぞれ得意なことを活かして活躍
川西は、器用になんでもこなすオールラウンダータイプ。ボーカル、ダンス、ラップそれぞれのスキルが高く、メンバーからもひと目置かれる存在だ。最近では、楽曲の作詞作曲にも参加しており、川西が作詞作曲を担当した「HAPPY UNBIRTHDAY」は、JO1の大型展覧会『JO1 Exhibition “JO1 in Wonderland!”』のテーマ曲となった。また、実は野球少年である川西。映画『バジーノイズ』で主演を務めたことをきっかけに、東京ドームにて行われた巨人対DeNA戦で始球式の大役を担ったことも記憶に新しい。幼い頃から巨人ファンであったこともあり、自身の名前入りタオルを受け取った川西の心は、一瞬でも少年時代に戻っているようだった。 木全は、JO1の中でも特に声優業に関わることが多いメンバーだ。2022年に放送されたアニメ『群青のファンファーレ』(TOKYO MXほか)で大平とともに声優を務めたことをはじめ、2024年には『映画しまじろう ミラクルじまのなないろカーネーション』でのキングボッチ役、映画『トラペジウム』での工藤真司役と、声優の仕事が続いた。声優としての活動は、アニメ好きを公言している木全にとって、うれしい経験だったに違いない。また、木全は雑誌『ELLE』(ハースト婦人画報社)にて「本音で木全寿司」を連載。寿司好きの木全が、JO1メンバーを引き連れてさまざまな寿司屋を訪れてレポートしている。寿司を口にする木全の生き生きとした表情は印象的だ。“好き”を極めて発信へと繋げていく木全の姿を見ていると、想いを言葉にすることの大切さを感じる。 金城は、JO1でメインボーカルを担うひとり。バラードで聴こえてくる透き通った歌声はもちろんのこと、ラップでの低く力強い歌声も魅力だ。そんな金城は、空手で黒帯を所持しているのだそう。幼少期の経験と持ち前の運動神経を活かし、ドラマ『ドロップ』や映画『OUT』では、激しいアクションシーンを披露している。また、7月19日から放送がスタートするドラマ『伝説の頭 翔』(テレビ朝日系)にも出演が決定。俳優として、またひとつ大きな経験となるはずだ。本家のバラエティ番組である『逃走中』では、残り1分まで逃げ続けたこともある金城。映画での活躍にも期待が高まる。 小さい頃から親しんでいたこと、好きなもの、得意なこと、それぞれが持つ多彩な一面をきっかけに、活躍の場を広げているJO1。ステージ上とはまた違う新しい表情を俳優や声優での活動で感じられるのも魅力的だ。グループの外での経験は、きっとステージ上でも活きてくるだろう。JO1としての活躍はもちろんのこと、メンバー11人それぞれの活躍も楽しみにしていきたい。
鈴木敦美