福井のアリーナ構想、大方針の「民設」は実質転換 基本計画案、整備費105億円のうち行政支援50億円
福井商工会議所などは2月6日、福井県の福井市東公園を建設候補地とするアリーナ構想の基本計画案を発表した。整備費約105億円のうち、国、福井県、福井市に最大約50億円の行政支援を求め、民間調達は融資を含めて約55億円とした。資材価格や燃料費などの高騰で整備費が膨らむ中、大方針だった「民設」の実質的な転換を迫られた形だ。 【画像】基本計画案で示されたアリーナの整備イメージ アリーナ構想は、県、同市、同会議所による県都にぎわい創生協議会が2022年秋にまとめた県都グランドデザインに目玉事業として盛り込まれた。 基本計画案では、建築面積約8700平方メートル、延べ床面積約1万2千平方メートルとし、メインとサブのアリーナを整備。バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)に今季参入した「福井ブローウィンズ」のホームアリーナとして想定。メインアリーナの客席は最大5千席とし、26年に創設されるBリーグの新たなトップカテゴリー「新B1」の参入条件を満たす規模とする。
福井新聞社