"パンの達人"木南晴夏が最近見つけたおいしいパン屋さんは?「食パンもふわっふわのもちもち」
由香は何も変わらずずっとそのまま
――木南さん演じる由香はどうなっていくんですか……? 言える範囲で教えてください。 言える範囲では……何にも起こらないです! ――何も起こらない(笑)。 はい、何も起こりません(笑)。由香はSeason1同様、常に恋愛で迷って進んで迷って進んで、そして何も変わらずずっとそのままです。Season1では男性をとっかえひっかえしつつも、何となく出会いがあってモテていた由香が、Season2になると「あれ? ちょっと私モテなくなったんじゃない……?」という感じから始まります。 けど、結局なんやかんや出会っていくんですよね。そのスパンがSeason1よりももっと短くなっています。1回デートに行って「ああ、嫌なとこ1個見つけた。はいなし、次」みたいに男の人を渡り歩いていくというか。……なんか男性にめっちゃ厳しくない……? みたいな人になってます(笑)。 ちなみに、大森さんとの関係性もまったく何も変わりません! ――もう一点、大森さんとの仲も変わらないんですね! 「おいハン」の楽しみの一つに木南さんと浜野さんの掛け合いがあると思います。今回の撮影はいかがでしたか? 大森さんはしゃべり方、歩き方、食べ方、とにかくすごく作らなきゃいけないキャラクターなんですよね。ハマケンさんが頑張って作っているのを、私たちは端から見て楽しんでいます(笑)。 みんなで、「あ、大森さんになってるな」、「あれ、昨日の夜から練習してたんじゃない?」、「練習通りできました?」とか、ハマケンさんをいじっていました(笑)。 ――本当に雰囲気がよいんですね! そうですね。「おいハン」は意外と作られていないキャラクターが多い中、大森さんだけはすごくキャラクター(が立っている)なので、みんなの冷ややかな視線をいつも浴びながら、ハマケンさんがすごく楽しそうにやられています(笑)。
テンポに合わせようと頑張って速くしゃべりました
――本作しかり、木南さんはナチュラルなお芝居が非常に上手ですよね。カメラの前で自然にいられる秘訣、いつも意識していることはあるんでしょうか? 私としては毎作品、すべて勉強になると思って取り組んでいます。意識していることといえば、テンポを周りに合わせること、です。「おいハン」Season1初日のとき、次女と三女がすっごい早口だったんですね。「あ! こんなテンポで喋るんだ、この子たち!」とびっくりしつつ、自分もそのテンポに合わせようと頑張って速くしゃべりました。そうやってテンポを合わせると、「このドラマにすごく合う、なじむな」と感じられるので、基本的にはすごく合わせています。相手とのテンポが合わないとノッキングを起こしてしまうんですよね。 逆に「おいハン」の後に入った作品では「めっちゃしゃべるの速いね」と言われたことがあって、「あ、『おいハン』のテンポになってた」と思いました。そこでまた戻して、ちょっとゆっくりしたりして。作品ごとにテンポ感は全然違うと思うので、相手や作品に合わせたりすることは心がけてます。 ――確かに、『ブラッシュアップライフ』だと、また全然違うテンポやムードですよね。 『ブラッシュアップライフ』はもっとリアルに寄せたほうなので、あのしゃべり方なんですよね。「おいハン」はコメディ寄りといいますか。コメディのお芝居はしていないけど、セリフや起きてることはコメディみたいな感じなので、テンポも速いと思うんです。 あとは山口さんの好きな感じがあるなあ、と。山口さんが大きい芝居を求める方ではないので、大きくリアクションすると「もうちょっと抑えてもらっていいですか」と言われるんです。山口さんの中での正解のリアルがあるので、少しテンションを下げたり大きくならないようにと、この現場では心がけていました。